或る午後/青色銀河団
 
開け放たれた窓
とその影

風に揺れる
白いカーディガン
とその影

鏡に映る
誰もいない部屋
とその影


わたしの耳に住む
花火師がひとり

ときおり
小さな貝殻の上で
青白い炎をあげる


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