可能性/きみのてを
 
息をとめた空間で毎日を過ごした
こわい こわい
こわい こわい
未来が見えない

音を消した過去を毎日思い出した
いやだ いやだ
いやだ いやだ
どこにも行けない

歩かない花だって
動かない家だって
毎日変化しているのに

どこかに行ける私たちは
その可能性に
苦しめられる
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