everfree/にゃんしー
ありがとうなんてそんな言葉は
聞きたくなかったさよならのときに
「永遠」なんてありえないものと
永遠に会えないぼくらは笑った
あなたがくれた 時計をみつめ
願いをかなえてアインシュタイン
よりも信じるものがあるから
宇宙の果ての壊れた木馬
ループを描けず収束を待つ
ごめんねなんてそんな泣き顔
ずるいと思っても傘をさした
最後に握った冷たいてのひら
はじめて願った雨よ止むなと
空にえがいた ヤコブのはしご
傷ひらくようにさしこむひかり
目をそらしおちるなみだひとり
雨の国になる最後の果実
ひかりを知らずに落ちて腐る
コーヒー
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)