あんがいね/
鵜飼千代子
のお茶会でも、
滑ることはないと思うし
時短になる
育んだ果実を否定させない
お茶する時に
ソーサーにスイーツが添えられていたら
それをわたしだと思ってください
わたしは、
ティースプーンを見るたびに
あなたを思います。
あんがいね
すっきりしているんだ
ふわっと
内側から支えられて
知らずに着膨れしていた衣装を
脱がせてもらった気持ちがしている
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