ですよな/瀬崎 虎彦
 
軽薄さはサヴァンナへ駆けだした
あっけにとられて僕たちは
雪の結晶を見失う
とか

頑張っているなあ、と久しぶりに
自分の教え子の近況に触れて
自分も頑張っているよと
伝えたいけれど無理

だから僕たちは
僕たちの出来る限りのことで
僕たちができる子だったことを示さなければ

ならないのではないか
というかならなくてもならないのですよ
ならなくてもならないにちがいないのですよな
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