風通りの旗/草野大悟2
 
あのころの輝きという物語をものがたっている空
 からの
爆弾が    いま  ここに爆裂する
   現実は いつも 特定秘密
 特定秘密は いつも 特定秘密を明らかにしない
それは
 特定少数の 狂気というエリートに指定される

あんたらの責任だ
あんたらが今を選んだ
ここが
完全無秘密の個人を裸に剥いて
因幡の白ウサギにすることを
OKした・・・な
あんたら、、、だ!

大きな小ささの思うままに
管理され続ける生き方が
あなたたちの望みならば
早々に白旗を掲げるがいい
恥ずかしがらずに掲げることだ

風通りの旗は
はたはたとはためくことを待って

この国の奥底で
希望のように眠っている
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