山を登る11月/
瑠音
からだ は 痛いと声をあげない
こころ が あげるのです
かみさま
忘れていました
生きていることと
死んでしまうことは
その先に踏み出すか 否か
踏み外すか 否か
突き落とされるとか 落とすとか
ただ
隣同士に
在ること
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