あの渋谷のスタバで/番田 
 
風景には
きっと もう二度と 訪れないと知る
訪れないまま そして 何年か後には死に 
同じ時の中でお互いに朽ちていくのだろう


それを描こう 
あたりまえではない 絵に 
そこに描くべき 誰も知らない模様を
描く 意識的に色や配置を違うようにして 
これからそんな風に生きて行くことができたなら


血のまばらな色を死んでいく折り紙に見た
重ねていくのだろう月日を折るようにして
僕はどうなる 誰に聞いても答えはない
暗闇の何もわからない帰り道の街灯の下
渋谷で目の探している風景の色々な光

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