エンドレスドリーム?/小林螢太
心配そうに眺めている
強く降らなければいいが
*
夕食や風呂を済ませ一休みしていたら、
もう就寝の時間になってきた
だが、眠気はない
明日から始まる闘いの日々を思うと
神経が高ぶるのだろう
案ずるより産むがやすし
何時だって、そう思ってやってきたんだ
今晩だけの憂鬱だ
思い直してベットに入る
君は昼間に溌剌としていた疲れで、
もう眠りについている
それだけが救いだ
寝息を子守唄がわりに、眠りにつこうか
そして夢をみよう、いつもの夢を
君と、
僕との、
終りのない夢を
それは昔から想い描いていた僕だけのものだった
途中から君が入ってきた
いや、知らなかっただけで、
最初から加わっていたのかもしれない
薄い望みかもしれないが、必ずあると信じたい
微かな希望を胸に
僕の最後の砦
おやすみ、君よ
安らかな眠りと夢を
一緒に
明日は、
晴れるといいな
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