悠久かくれんぼの拡散/ゴースト(無月野青馬)
パパ
私には見えない友達が居たの
本当に居たの
嘘を吐いてはいけないと学んできたから
嘘を吐いてはないの
私は
あのグループの人達のように息を吐くように嘘を吐くことをしないことは
パパが一番よく知ってるでしょう?
だから信じて欲しいの
私の記憶が
鮮明な内に
書き残しておこうと思ったの
私の心の傷を和らげてくれた
(そして)
(私には)
(悪魔でも神様でもあった)
「彼女」や「彼」達のことを記しておくから
パパが
読んでくれたら嬉しい
「彼女」は
ある日突然
私の前に現れたの
まるで
ファンタジーの世界が現出したかのようだった
本当に本当に不思議だっ
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