悠久かくれんぼ/ゴースト(無月野青馬)
」の星の)<血の月曜日>の蓄積の映像を観た時
その時に
「僕」には
悪魔のサウンドが聴こえた
悪魔の奏でた音楽は
サウンド・オブ・サイレンスと呼べる程に
静かに浸透するものだった
それは
試聴を繰り返せば必ず精神を崩壊させるだろう囁きだった筈なのだ
けれど
学びと同時に
悠久の遊びを愉しんでいたその頃の「僕達」は
悪魔の音楽など全く気にしないで
(全く気にならなくて)
遊びに興じていた
遊びに興じることが出来ていた
「僕達」には見えざる手の遮蔽が及んでいたのかも知れない
例えば「僕達」は
4匹の蟻に強いた下等競争を愉しんでいた
どの蟻が生き残る
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