木枯らし・・・/
tamami
北からの風に乗せられ歩いた
心の隙間に入り込む木枯らし
カラカラと転がり込み笑った
外側と内側からの鬩ぎ合いに
渇いた心も木枯らしになった
西北西の風は頬を撫でながら
心の隙間にそっと忍び込んだ
カサカサと遠慮深く微笑んで
凍てつきそうな心を温めては
湿った心も木枯らしと戯れた
北からの風に押されて歩いた
風が止んで立ち止りまた歩く
ホコホコと温かくなる気配に
北から西北西の風が流れては
木枯らしと戯れて遊んている
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