がらんどうの       。/そらの とこ
 
あなたがもし私より先に
深い深い眠りについちゃったとして
もうずっとさめない眠りについちゃったとして
あなたが年上であるとか
そんなことどうでもよくて
私はただただひたすら泣いて
3日目にコトンと
心を投げ捨てるよ

重い瞼を
私も閉じるから
その扉を開けて
私を連れ去ってよ
その先に
暗闇しかなくても
それでもいいからさ

だけどみんな夢だった
あなたは眠っているけれど
それは事実でも
夢の中で生きるあなたが
私を連れ去ることはなかったの

そうして
空から降る
幾千の星と
冷たい雨が
私を叩きつけるから
そっと目が醒めていって
止まらない時間
終わることのない世界
そのただなかで
生きちゃってるし
もうどこにも逃げられないのさ
戻る   Point(3)