『恋』/yamadahifumi
あなたと共にいる時
私の掌に一滴の光がこぼれる
あなたが涙を流す時
私の掌には花が咲く
人生をすっ飛ばしていく時
人生を・・・石ころを蹴るように思いきり
蹴りあげる時、・・・そんな時、ふいに
あなたの素顔が見えたりするのです
例えば・・・バイト帰りにゲロを吐いているあなたのような
僕はあなたの事が好きです
でも、着飾っているあなたは嫌いです
だから、あなたのほとんどの部分が私の気に入らない
でも、あなたが涙を流す事すら忘れて
陶然と自分自身に夢中になっている時・・・そんな時に
私はあなたのそんな素顔に恋するのです
そう、私は恋をするのです
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