本当は子供で/番田 
 

横たわる本州に見えた気がした
乾いた 毎日
夏の 終わり
少年ジャンプを手に持っていた

大人でいることは
たぶん 少し
くたびれるから 僕は
遊びたいな

校庭の匂い
埃が駆け抜けていく
何事もなく黙って過ごそうなどとは
思わなかった

わからないのは
なぜだろう
酒を 飲んで
家に 帰る

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