旅の果て/
番田
多くが 寂しい
それとも
それについて 迷っているのは
予期しない 悲しさなのか
こごえるような 朝を迎える
北海道の
町外れの ホテルで
朝焼けだけが 美しい
コーンポタージュスープ
テレビは群馬の街角
この広い公園のどこかで
手に食パンを一切れ
*
夜が来れば
人は 踊り出すだろう
家に 持ち帰るだろう
狂ったように 隣の女に抱きついて
だけど僕は
脂肪を体に取り込んで
ビールを 一杯
テーブルで飲む
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