シングス/
芦沢 恵
それ以上は もう
あなたのおしごとではありません
ペパーミント
そうですね いまのわたしには
あの深みどり色の 喉を辛く焼く液体が
このうえなく大切なだけですから
明日になれば
透明な空気とハイスピードで
なんの意味もこだわりもなく
攪拌されればいいの
What'll I do?
知りません
またその明日に What'll I do?
考えます ひざをかかえて
三人称独りなシングス
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