ノート(つらら)/木立 悟
 


営みや虹や偽りが
ひとつのつららになってゆく


あたたかく ゆがむ 手のひら つらら
したたる つめたく かがやく つらら


見つめるひとの目のなかの
自分自身を光に映して
つららはしずくになってゆく






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