君は僕の親友/yamadahifumi
教えてくれないか?・・・君の生きている価値というものを
僕は無条件に君の生の価値を肯定するつもりはないし、否定する気もない
・・僕達は誰に問われもしないのに、自分にはこんな被害や、こんな優越があるという事を
声高に言わずにはいられない
ほんとは誰しもが、愚痴や自慢を言いたいのだが、それは普段は
社会倫理や自己制御によって抑えられている だが
それが年を取れば、人は皆、それに耐えられず、
その悪意と得意な気持ちを外側に出してしまう
だから、僕は今、人々に聞きたい
あなたが生きている価値は何ですか?
・・・嘘はやめてもらおう
・・・幻影
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