シーツにゆらぐ砂漠/
番田
頭の中には何にもない
僕は本をめくる
思いの手がかりを 君に 掴もうとする
目をこらしながら 夢の中で
柵の 白い ベッドの上
そして 僕の手は 凍えるほど冷たい
眠りを誘われるような 朝
心の中を 風が 吹き抜ける
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