鳥人間コンテスト+2013?/和田カマリ
 
新種のクロイツェル=ヤコブ病(新狂牛病)が猛威を振るう世界
肉という肉は高レベルに汚染され
上は牛肉から下はミミズ
果ては魚貝類に至るまで
人類は食肉の機縁から遠ざかっていた

そんな折、東工大の研究グループによる
驚愕のプロジェクトが始動していた
    鳥人間計画
鳥のプロテインと人間のそれのハイブリッド結合により
狂牛病の心配の無い安全な食肉が提供できるのだ

この計画の妨げとなるものは
最早陳腐な倫理観だけであり
そのようなものは幼少期からの
徹底した教育によりどうにでもなる
中国共産党による苛烈な嫌日政策が良い例だろう

ついに人類は最大のタブー

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