「永遠の夏」/
ともりん
あと何度海を見ようと
あと何度夏を迎えようと
あなたと過ごした夏は
最初で最後の
わたしの永遠の夏だ
寄せる波も
流れる星も
上がる花火も
じりじり太陽も
ぬるい風も
焼けた肌も
急などしゃぶりも
欠けたグラスも
全てが
強く鮮やかに
胸に焼き付いていて
わたしの夏と
あなたの夏が
どちらも いつまでも
心の光であり続けるといい
わたしの日々と
あなたの日々を
どちらも いつまでも
照らし続けてくれるといい
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