わたがしのような別れ/灰泥軽茶
 
別れを告げる

わたがしのような

かろやかな甘い想いでが

私の胸のあたりで

くるくる不規則にまわりながら

バランスを崩しながら

ふわふわ浮いて

大きくなりながら

見上げれば

切れ長の雲に混じって流れていく

鮮やかな空には

うっすらと淡い情景が映っては消えていく


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