冷製カボチャスープと宇宙の繋がり/そよ風
 
ショーがはねると
テンションが振り幅をこえて
何かと繋がりそうになり
鼓動があがる

誰かと話したくて
話したくて
沢山ある電話張の名前を眺める
こんな時、電話張に電話出来る名前は存在しない

三番と言う名前の男に
電話をしてみる
三番はカボチャスープに
ついて冷製がいいか
温かい方がいいか話しだした
今、宇宙と繋がりそうになった
私とおそろしく遠い
もしくは、おそろしく近い
いやいや距離は測りようがない
会話が続く

カボチャスープと宇宙が
交わらないことを発見した
いや、交わった瞬間
だったのかもしれない

電話を切ると
私の中に沢山の隙間ができて
秋の夜風を感じるのでした
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