詩に似た詩についての詩/yamadahifumi
何故、これほどまでに多くの詩が存在するのか
・・・ふと思うのだが、この世界の詩の大半は
詩的ではあっても、詩ではない
それは詩への憧憬ではあるが、詩ではない
そして、詩を形づくるには何より
デカルト的な意味での孤立した「私」が必要なのだが
私達は誰も私を持てないために
だから、世界はこんなにも詩によく似た詩で溢れているのだ・・・
しかし、ふと考えれば、それは詩に限った事ではなく
あらゆる事象がそうである
知的ではあっても、知ではないインテリや
才能があるように見せかけているが、実際、才能とはどんなものか知らない人々
天才的
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