つぶ 草/
砂木
くずれた コンクリート
身でたどる 無
囲う羽に 野が歩む
キミドリ草 と 居留守メモ文字
続きの光 撫でて 振り返って
きれの裾 メモに はさまれて
何所へも行けない 行きたくない
たくさんのキミドリ文字がそよぐ
案内する 黒い羽音
雲が栞のように
名をささやく
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