「いんりょく」/玉兎
 

おびえてはくりかえす
このあしもとから
このそんざいから

ふるふるして
わたしをまもる
にちじょうから
ときおり
かたちのない
たましいだけ
でてしまう

からだでおさえても
しょざいのふあんは、
わたしをどこかへ
おしやろうとする

おしあい
ひきあい
いくつになっても
ひたひた
ただよう
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