とほうもない/
田園
とほうもない
とほうもない時が流れ
あの時の笑い
あの時の悲しみ
全てが流れ
としてまた
とほうもない時を迎える
世界の始まりを人々は渇望する
世界の終末に人々は憧れる
辛い日々
嬉しい日
繰り返される
「とほうもない」
一つだけ確かな事
私達は生きているという事だ
生命
残酷で快楽をまとい真実をちらつかせるもの
とほうもない時が流れ
地球と共に年月を過ごす
それはきっと美しい事なのだろう
少なくとも人が生きている限り
嗚呼
とほうもないね
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