キツネリスといえば/アライグマといえば/かんな
 


つらつらと書いてしまう
事象と事象のはざまに時々揺らぎが存在するような
そんな感覚でいて
ことばとことばの間にもそれらの主張するべき事柄が
あるのではないかと期待して
書いてしまう
これは公然の秘密だけれども
何かしらのおわりを用意してしまった時
そこに如何に着地するかを考えすぎてはつらつら書いてしまう
つまりはわたしがそうなのだが

そうするとこのことばの羅列にすぎない文章が
少々恰好をつけた〆みたいなものに到達してしまうのではないかと
考える方がいるかもしれない
しかしそれは到達というよりある種の淘汰だ
ここである種と使ったことにはたいした意味をもたないこ
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