父へ/創輝
それを知っていて、「人の話を聞いて」と怒ったんですよ。
だから私、あなたが話を聞いてくれると期待しません。
あなたが「教えて」ということの総てが 何度も言葉にしたものだから。
それでも私は 姉は あなたの娘なんです。
信じたいし期待したいしこれが甘えだって知ってます。
だけど あなたの期待するほど私はあなたを信用していません。
私がクラスでハブられてても
私がうそつき呼ばわりをされても
姉が悩んでいても
あなたは私たちが解決できると思ってます。
自分が口を出しても何も解決しないって あなたは良識を持った聖人みたいに言うけど
私たちだけで解決できることって
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