ふたたび、レヴィナスのイリヤ/はなもとあお
 

剥奪のちからを
わたしたちの世界は、必要となど、していないという
学びを
いつになったら
支配欲以外の理性で
平和にありつづける、ある、を
もたらす判断をできるようになるのだろう
守るって
血を流さないで
正しい言葉で導いていく
難しい行為
国の判断を人任せにしないで選んでいくこと
レヴィナスのイリヤの思考を無駄にしない
戦後の、ない、世界をのぞむ
経済も
食の安全も
人権も
すべて
平和があってはじめて価値のあるものだから
平和な世界をもたらすことを
いちばんに考えたい
2013.07.19


参考文献
『現代思想フォーカス88』  木田 元 編  新書館




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