薄明かり/黒髪
 
と地面を浸す液体になった
闇の中の瞳がそれらを思うとき
光る真実がここにある
それは幽かな明かり

どんどん増す苦悩
行け、飛べ、闇を切り裂いて
重さを担っても飛ぶことが美しい
私の光は
何を照らせる
殻を打ち破るために光のエネルギーを集中せよ
思えばかなわぬことなどない
悩んであきらめるくらいなら初めからないほうがいい
苦い味の督促状を半分に折り曲げてポケットに突っ込んだ
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