空ろな骨/
草野大悟
きょう僕は
空ろな骨を
たべた
おっけ・ぶーこ
という女の子であったらしいそれは
はじめ
ずいぶん抵抗していたけれど
僕がひとこと
寂しかったんだ、ずっと
そういって涙をながすと
母親のようなやさしい顔になって
僕をうけいれてくれた
きょう僕は
空ろな骨という
僕をたべた
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