そして、時代は。/Ohatu
美意識を全社員が共有しているという前提が必要だが。)賃金が上がれば、もともと美意識のある人々は少し高価でも価値のある物を選ぶ。その結果として物価は上昇する。
この「美意識」が商品価値を決定するという論理は大袈裟かも知れないが、見てほしいのは何かを「原因」と見るか「結果」と見るかで、こんなにも違ってしまうということだ。
また、そういう目で見たときに、デフレを原因とする今の政策は正しいのか。私は正しくないと思う。そして、デフレは解消し、デフレを作り出した世界の歪みは温存されるだろう。さて、どうだろうか。答えはそのうち分かる。国民所得の中央値は果たして改善するだろうか。
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