月が嘘をついた日/Neutral
昼下がりの墓所の真ん中でひっそり佇むように
月の輝く風が木々を縫う森で森林浴をしてみないか
僕と彼らは互いを知らないけど
この星は全てに繋がりがある事を知っているんだよ
闇の中 闇の中と
足を進めていけば
いつか夢の世界の入り口にたどり着くと信じていたのは
いつまでだった?
信じる者が救われるのは足元だけだよ
ただ信じるだけなら さ
月が大きく見えない
幸せってなんだろう
それは喜びを感じる事そのものさ
世界が僕に嘘をついているのか
僕が世界を嘘にしているのか
あの日から 今日 月が来てくれると信じていたのに
そんなに大きく見えないじゃないか
だからつ
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