機械じかけの青空に/
ゆったいり
「そらはそらいろなんだね」
そう君は言った
子供だったぼくは、
あたりまえさと気にも止めない
その時のきみの横顔が
焼き付いて離れない
ぼくは走り出した
くだらない言葉にうもれた記憶
その音は岩に響いて、
やっとわかった
君がいない空に誓って
僕はこの詩を贈ろう
機械じかけの青空に
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