ポエム論的、希望/Ohatu
 
現時点で、世の中で起きていることは、いったい何か。
大きく、2つの事実にまとめることができる。

ひとつは、生産性の過剰な上昇によって、本質的に労働者が過剰になっているということ。平たく言えば、世界に居る全人類が生きていく、あるいは、食べていくために、その全員が働く必要が無いということ。これは、一般的には技術の進歩と展開によるものと言われるが、もっと広く生産性を定義すれば、例えば戦争的な活動が極端に少ない平和状態や、いわゆるIT技術の発展にともなう物流の短絡化なども当然のことながらその要因であろう。
その単純すぎる帰結として、若年層における世界的な失業率の上昇、低賃金化という事態が生じてい
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