僕は僕なりに幸せになろうとした結果ダメだった/和田カマリ
 
あの頃の僕には
あなたのありがたい
アドバイスがとてもウザクて
心の中でシールドを張って
出来るだけ聞かない様にしていた
だってそれはせこすぎて
僕の理想像からは遠く離れていて
たとえそうやって成功したとしても
全然うれしくないように思えていたんだ
「苦労をしていないから、そんな甘い事を言う。」
なんて言われても
当時の僕にはわからなかった
ただ一ついえる事は
あの時あなたは
僕の幸せの事を考えていた
人生の経験から得た
大切な事を僕に教えようとした
だけど
あなたが嫌いだった僕は
あなたと同じ事をしたくなかった
あなたの言う事を聞いたら
幸せになれるとい
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