【慈】みつあみ/るるりら
みこまれ ゆめは ときに かくれていた
学校も公園も 冒険の空には 影があり いつだって かわりたかった
いつくしみという ことばの雨は
ときには飴で ときにはムチだった
通学路も押入れも 秘密の路には いつでも光がころがっていて
いつだって かわりたかった
かわりたかった かわりたかった かわりたったと
きづくと おなじことを くりかえしている わたしは
このまま かわりたくないと おもう
いつくしみの雨に
ただ うたれていたい
やまない雨もある
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