ビールの泡と目を閉じる/灰泥軽茶
 
泡が弾けては増えていく

一口泡髭踊らし拭い青い空

目を閉じて喉を鳴らす

苦みが鎖骨のあたりの張りを和らげる

顔が華やぐ

夏が来るよ

でもまだもう少しと

きゅうりが言っているようないないような

酔っては気泡のようなひとときを過ごす
戻る   Point(6)