はじめての詩/yamadahifumi
 
   



言葉によって救われない夢なら

それは一体、何のための夢か

言葉によって癒されない人生なら

それでも「詩人」と呼べるのか

笑いたければ笑え、努力しているといいつつ

その「努力」はどのノウハウ本に書いてある努力なのか

常に、他人の視線に怯えつつ、他人に評価される事を期待しつつ

そうやって、酔っぱらい運転を続けて君はどこへ行こうというのか

何故、君は自分の孤独を信じられないのか

何故、生の希望という偽りか それとも

他人への蔑視という自分への欺瞞にしか生きられないのか

生きる事は死への直通路だと気づく事ができれば

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