(最終回)アーヤと森とふしぎなひかり/吉岡ペペロ
 

はアーヤへの言葉も書いてありました

アーヤは階段を降りると夕食の用意をするお母さんの腰まわりに早口でまくし立てました

お母さん、ヤンおばさんが来たわよ、約束よ、お夕食を食べたら、ヤンおばさんと、まあるい芝生に行くの、約束よ、

わかってますよ、

お母さんがアーヤの目を見てうなずきました

お母さんの目がさっきから泣いていたように疲れていました

アーヤはその目を見つめて言いました

お母さん、きっと会う、大丈夫、きっと会ってくる、

お母さんがしずかな微笑みをつくりました

伝書鳩の手紙にはこう書いてありました

満月の夜、夜のマヨネイズたちが、まあるい芝生に、たいせつなひとを、連れてきてく
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