(4)アーヤと森とふしぎなひかり/吉岡ペペロ
空を見上げると木々の枝葉のあいだから木漏れ日がのぞいています
それを見つめてもまぶしくありませんでした
木漏れ日の上空を一羽の鳩がゆくのがはっきりと見えました
あれはきっと、伝書鳩だわ、おっ、とっとっとっと、
アーヤは木々のねっこに足をとられて転んでしまいました
いったあ、うえ見てたら、危ないわ、
転ばないようにと足もとをしっかりと見しっかりと踏んで先を急ごうとしたときでした
あ、マヨネイズ!
ひかりの妖精たちがアーヤの足もとを無数のひかりのリングで照らしていました
こんなにかわいいマヨネイズを見るのははじめてでした
アーヤはマヨネイズた
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