星の木/朧月
 
ひとりにひとつ星があれば
遠慮なく願い事ができる
かなわなかったと怒ることができる

なまえをかこう
しるしをつけよう

星には手が届かないから
だから
私は木がすきなんだ

空へとのびている木に
自分だけの目印をつけて
ずうっとそこにいてくれる木をみながら
いろんな気持ちでそこを通る




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