なんちゃって/
nonya
眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴
生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく
意識の東から
明かされる
言葉の街路
慌ててスケッチ
しようとするが
間に合わない
光と音を調合
しているうちに
早くも夕暮れ
諦め切れず
暗闇をたどたどと
まさぐりながら
眉間の表側に
むりやり皺を寄せて
見てきたような
嘘っぱち
を吐く
それは
あなたの
闘病日記
ですか?
いいえ
これは
わたしの
詩
です!
なんちゃって
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