手寝美火式遠体/狩心
ジメンに座り
深呼吸して少し休む
太陽の下
目を瞑っても
瞼の裏は赤く光る
生命の赤
戦場の赤
寝ても覚めても四六時中
追い立てられて
いるようで…今
と同一線上の未来
見える、貝殻 ジト
ジト と 戸棚
開いたり閉まったり
ジト
と、んなー
架け橋は太刀魚 切って、ココカラ…
日が暮れる前に目を開ける ジト
この赤い光が
地平線にゆっくりと落ち
隠れてゆくのを
<しかと見届ける>死以下
つまり
腐敗していたものたちが
太陽の光なしで股
歩き始めるのを
目の当たりにする<詩歌>
しかしそれはまた
自らの飢えを消す為に
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)