現代詩投稿前夜/左屋百色
庭にでて現代詩を忘れた。
草が揺れている理由がわから、ない。
夕方の事件に対しての答えは、ない。
世界地図は地面に落ち
そのままとけてなくなった。
遠くに見える
三角の山は現代、詩が生い茂る。
頭上にある
失格の雲は現代、詩の雨を降らせない。
もうひとりいる
互角の自分は現代、詩を持っていた。
どこまでも続く地面。
わたしの庭に埋まっている現代詩。
どこまでも続く地面。
海の底へ落ちてもなくならない言葉。
庭にでて現代詩をみつけた。
この庭は君の庭でもある。
朝がくるまでは、
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