戯曲「ノーパンガール」(習作つづき10前半)/星☆風馬
 
きたいことがあるのじゃが」
女1 「あなたの名前は何ですか?」
せむし「おお、わしかの。わしはな、渚薫いうもんじゃ。知らんやろ」
男  「わたしの名前は(お尻で自分の名前を書く)わかりましたか?」
せむし「うむ。高原豊君であるな」
男  「あ、わかりましたね!」
せむし「わかったぞい。おぬしの尻が言うとった」
男  「やったー、やっと終わった」
女2 「えー、わからなかった」
男  「ばか、曇りマナコじゃおれの尻文字は読めんのだ。で、おじいさんが聞きたいことって何ですか?」
せむし「ああ、そうそう。このあたりに高原与志ちうもんの家があったろうが、知らんかの?
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