低気圧と偏頭痛/itukamitaniji
んなことを一人誓ったのだ
手に入れた切符で 何処まで行けるだろう
ようやく私の出番だ 試される時が来たのだ
ただそれだけで 私は嬉しくなったのだ
まだ自分に 試される権利が残っていたのだと
その果てで馬鹿を見て 野垂れ死ぬとしても
僕の長い物語は 20行なんかじゃ書き尽くせない
真っ白な行間から 溢れてこぼれ落ちてく言葉たち
それでも誰かが 読んでくれるのならばと
あるはずもない 私の詩人魂に静かに火がついた
鈍く頭が痛むのは 見えない未来に悩むから
それなら誰もがおんなじか 頭を抱えて夢を見る
雨が降ったなら 傘を差して歩けばいい
寂しくなったら いつでも会える友達がいて
仕事がなくても いつかちゃんと叶う夢がある
それで大丈夫だろ それが素晴らしい日々だろ
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