歌は/
たもつ
耳の奥の
遥か彼方から
青い空が
聞こえてきます
それが
歌でした
鳥は少しの記憶
むかしあったのに
触ろうとすると
水にも
よく溶けました
雲がぼんやりと
浮かんでいます
時々、
人のように
花屋のことなども
気にするのでした
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